関西大学人間健康学部教授小室 弘毅
講座説明
「あいつ、マインドフルネスはじめるってよ」。
NHKで2023年3月、4月に放映された番組「あいマイ」(https://www.nhk.jp/p/ts/JMGY3WPNVR/schedule/te/G56276VJMP/?area=270)では講師が登場しました。
また、NHKの「トリセツショー」では、マインドフルネスが「新瞑想(めいそう)」としても取り上げられるなど、注目を集めています。
マインドフルネスは、痛みやストレスの低減、うつの再発予防、創造性開発、集中力向上といった効果があるとされ、医療、心理、教育、スポーツ、ビジネスと多くの領域で研究が進められています。
本やテレビでは学べない体験を
本講座では、初学の方にも、すでに実践されている方にも、新しい視点で理論と体験を提供し、マインドフルネスのコツをお伝えできたらと考えています。
マインドフルネスは単なる技法にとどまるものではなく、「生老病死」という私たちの生の全体性に関わるもの、生きることの柱となるものです。そういった意味でのマインドフルネスを理解するため
には、科学的な知見だけでなく詩や小説、アートといった生を全体として捉える人文学的な視点が必要となってきます。
本講座では、人文学の中でも特に人の成長にかかわる教育人間学の視点から、仏教思想や心理学も援用しつつ、講義と実習を行います。2024年12月までの旧クールと、タイトルは同じですが、内容的には新規の講義になります。
1 月11日 マインドフルネスとは?
2 月 8日 マインドフルネスの背景
3 月 8日 方法としてのマインドフルネス
4 月12日 マインドフルネスと身体
5 月10日 思想としてのマインドフルネス
6 月14日 生き方としてのマインドフルネス
- 講座タイプ
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常設講座
- 初回講座日
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2025年01月11日
- コース
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原則第2土曜10:30~12:00
- 受講料
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6カ月
15,840円
- 受講のしかた
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大阪
【講師詳細】
専門は教育人間学、教育方法学、身体論。身心未分の「からだ」を人間の学びと成長の要と捉え、ホリスティックな視点で「腑に落ちる」学びのあり方を探究している。近年はマインドフルネスに着目し、特にその人文的側面と身体的側面に焦点を当て、教育への応用可能性を探っている。電話でのお問い合わせは06-6346-8700へ