
立命館大学授業担当講師門屋 秀一
講座説明
最後まで読み終われない世界の三大難解書の一つと言われるカントの『純粋理性批判』。そんなカントの哲学・美学で京都大学の博士号を取得した講師が、私達の身の回りの自然と芸術についての、西洋と日本の見方の違いを明らかにしつつ、カントの学説を手がかり足がかりにして丁寧に解説します。毎回、何枚かの絵画を引き合いに出します。
肩の力を抜いて、気軽に哲学を楽しんでみたい方におすすめします。
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理想のモデルの条件とは? ー無表情は冷たい人か?否(レオナルド《モナリザ》など) |
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超越論的美学の立場 ー美は概念によるか?(ヴェラスケス《ヴァリェーカスの少年》など) |
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自然は美しいか?ー花はなぜ美しいか?(フェルメール《デルフトの眺望》など) |
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風景は美しいか? ーアルカディアに潜むものは?(プーサン《アルカディアの牧人》など) |
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美についての一致根拠 ー美は感じる対象か、知る対象か?(ルーベンス《マリー・ド・メディシスのマルセイユ上陸》など) |
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芸術の目的は?ー 作られたるものの宿命(1220-30年ビーブルモラリゼ《世界の建築家としての神》など) |
- 講座タイプ
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常設講座
- 初回講座日
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2025年04月21日
- コース
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第3月曜15:00~16:30
- 受講料
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6カ月
16,500円
※資料代600円別
- 受講のしかた
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大阪
一日教室は入会金不要で、受講料のみで、参加できます。(事前予約必要)常設講座の受講料は6カ月で前納していただきます。ご予約のお電話をいただきましたら、センターから専用の払込用紙を送付します。ご入金はゆうちょ銀行での払い込み、または当センター受付窓口で直接お支払いのいずれかでお願いしております。恐れ入りますが払い込み手数料はご負担ください。
※払込用紙の半券(払込票兼受領証)は受講票が届きますまで保存してください。
開講初日に当センター2階受付で受講票を提示ください。
※毎日文化センターは会員制です。常設講座を受講するには入会が必要です。
入会金は5,500円、65歳以上の方は3,300円です。
※開講当日、およびそれ以降のキャンセルのお申し出による受講料の返金はできかねますのでご了承ください。
【講師詳細】
《講師プロフィール》専門はカントの美学と哲学。1967年生。門屋美学研究所所長。立命館大学非常勤講師(2002-2023年/2025年4-9月)。京都大学文学部哲学科卒、京都大学博士(人間・環境学)。京都大学総合人間学部特別研究員任期中、ベルリン・フンボルト大学研究渡航。JTBガイアレック(旧朝日旅行)ヨーロッパツアー同行講師、JTBおよびJALのオンライン講師、郵船クルーズ・飛鳥II乗船講師の経験あり。著書に『美術で綴る西洋思想』『美術で綴るギリシアの宗教と思想』『美術で綴るキリスト教と仏教』『絵画で綴る哲学と倫理学』『カント第三批判と反省的主観性』など。電話でのお問い合わせは06-6346-8700へ