道鏡
悪僧と呼ばれた男の真実
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入会金必要

元和歌山市立博物館館長寺西 貞弘

講座説明

  写真:弓削神社(八尾市東弓削)

 

奈良時代の僧侶・弓削(ゆげ)の道(どう)鏡(きょう)は、女帝に取り入った野心家として長く悪名が根付いているが、本当にそのような人物だったのでしょうか。

さまざまな伝説の検証や、史料の綿密な検討によって、古代政治の実態を描き出します。

大阪府八尾市で、女帝・称徳天皇ゆかりの由義寺(弓削寺)跡が発掘されるなど、近年見直されている話題の人物です。
講師の著書『道鏡』に沿ったカリキュラムで、実際には政治に関与することなく、天皇への仏教指導に終始した人物としての意外な実像が見えてくる過程を丁寧に解説します。

2025年4月~9月
4月15日(火)第1講:うわさの道鏡
5月20日(火)第2講:道鏡と仏教の出会い
6月17日(火)第3講:道鏡と律令国家
7月15日(火)第4講:称徳朝政治と道鏡
8月19日(火)第5講:称徳天皇の崩御と道鏡の左遷
9月16日(火)第6講:律令天皇制における道鏡
 

  • 講座タイプ
  • 常設講座

  • 初回講座日
  • 2025年04月15日

  • コース
  • 第3火曜13:30~15:00

  • 受講料
  • 6カ月6回
    16,500円

  • 受講のしかた
  • 大阪

寺西 貞弘  講師プロフィール:

和歌山地方史研究会参与・元和歌山市立博物館館長 
大阪府摂津市生まれ、関西大学・同大学院博士課程後期課程修了、文学博士(日本史専攻)。

著書に『古代天皇制史論』(創元社、1988、学位論文)・『紀氏の研究』(雄山閣・2013)・『日本史の中の和歌浦』(塙書房・2015) 『道鏡 悪僧と呼ばれた男の真実』(ちくま新書 2024)等がある。
 

電話でのお問い合わせは06-6346-8700