関西大学文学部哲学倫理学専修教授三村 尚彦
講座説明
人類は、古代以来、人間の精神、心的活動と、身体の生理的活動を理解しようという探究を続けてきました。
こころとからだめぐる哲学的考察において、精神と身体を切り離して考える心身二元論が提起した問いは、今日現在も難問となっています。
本講座では、20世紀後半以降の現代哲学が、脳科学などの成果もふまえながら、心身二元論の難問に対して、どのようにアプローチしていったのかをわかりやすく解説します。
2024年10月~2025年3月カリキュラム予定
第1回10月12日(第2土):「心身問題とは何か」心身二元論
第2回11月30日(第5土):「機械の中の幽霊」論理行動主義
第3回12月21日(第3土):「脳がわかれば心がわかる」心脳同一説
第4回1月18日(第3土):「機械にも心はある」機能主義
第5回2月15日(第3土):「説明の仕方を大胆に整理しよう」消去主義
第6回3月15日(第3土):「ゾンビは存在するのか」意識のハードプロブレム
※10月19日はと11月16日は、それぞれ日程を変更しておりますのでご注意ください。
- 講座タイプ
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常設講座
- 初回講座日
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2024年10月12日
- コース
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第3土曜 15:30~17:00
- 受講料
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6カ月6回
15,840円
- 受講のしかた
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大阪
【講師詳細】
三村 尚彦(みむら なおひこ)★講師プロフィル★
関西大学文学部哲学科卒、同文学研究科修了。
専門分野は、フッサール現象学とジェンドリンの体験過程理論。哲学をわかりやすく解説することをモットーに、大学では「心の哲学」やファッション論なども講義している。
電話でのお問い合わせは06-6346-8700へ