元同志社大学教授源 健一郎
講座説明
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす
『平家物語』冒頭のあまりにも有名なくだりです。私たちの魂を揺さぶり、一度耳にしたら忘れられないようなインパクトがあります。平家一門の栄華と滅亡を、仏教の因果律・無常観に基づいて描いた『平家物語』のなかには、たくさんの登場人物が行き交います。本講座では、そうした人々の人間像に注目してテーマを設定します。
今期(2024年10月~2025年3月)は東国武士を取り上げます。京の都で栄華を謳歌した平家の武士たちにとって、東国武士は大きな脅威でした。一方で、東国武士には平氏を祖とする一族も多く、源平合戦における立場の選択には困難もありました。そうした東国武士の心性に注目しつつ、『平家物語』を読んでいきたいと思います。
10/22 斉藤別当実盛
11/26 頼朝の挙兵をめぐって
12/24 宇治川合戦
1/28 梶原父子の物語
2/25 熊谷と平山
3/25 畠山重忠という理想像
- 講座タイプ
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常設講座
- 初回講座日
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開講中
- コース
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第4火曜13:00~14:30
- 受講料
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6カ月6回
15,180円
- 受講のしかた
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大阪
電話でのお問い合わせは06-6346-8700へ