京都産業大学教授小林 一彦
講座説明
王朝文学の精髄がすべて流れ込んでいる『新古今和歌集』をひもときながら、日本人の自然観と平安の雅を読み味わいます。
柿本人麻呂、小野小町、紀貫之、和泉式部、桜と月を愛した西行法師。さらに『源氏物語』を称揚した藤原俊成とその子・定家、若き万能の天才・後鳥羽上皇、『愚管抄』を著した慈円、賀茂の斎院であった式子内親王、似せ絵の天才画家・藤原隆信、『方丈記』の鴨長明ら、綺羅星のごとき歌仙たちの歌を集めた、美しい歌集です。
「恋部」(王朝の恋歌)もいよいよ佳境に入ります。
10/10 それでも待つ
11/14 旅寝の一夜
12/12 山に寄せる恋
1/9 行方を尋ねる恋
2/13 命あるうちに
3/13 海に寄せる恋
- 講座タイプ
-
常設講座
- 初回講座日
-
開講中
- コース
-
第2木曜13:30~15:00
- 受講料
-
6カ月6回
15,180円
使用テキスト
角川ソフィア文庫『新古今和歌集(下)』久保田淳訳注 を使います。お近くの書店でお求めください。
- 受講のしかた
-
大阪
【講師詳細】
講師プロフィール慶應義塾大学大学院修了。専門は日本の古典文学、特に和歌文学・中世文学。主な著書に、100分de名著ブックス『鴨長明 方丈記』、日本歌人選『鴨長明と寂蓮』、『恋歌 王朝の貴族たち』など。研究活動のほか、テレビ・ラジオ出演多数、新聞や雑誌の連載、コラムなどでわかりやすく古典の魅力を説く活動にも力を入れています。
電話でのお問い合わせは06-6346-8700へ